知りたいことは、パソコンやスマホですぐに調べられる世の中ですが、紙媒体で学ぶことも大事なことだと思います。
特に、漢字や英単語など語彙力を身に着けたいのであれば、紙で読むことによって書くことの大切さを実感できる面があります。
パソコンやスマホで調べながら、ノートに書いてまとめをする人は少ないでしょう。しかし、本で読んでいれば、覚えておきたいことは自然にノートにメモを取ると思います。紙であっても印刷物には違いありませんが、やはりパソコンやスマホだと目が上滑りして、新しい語彙が脳内にとどまらず、理解が及ばない部分があるような気がします。
図書館の本であればなおのこと、その本に書き込むこともできません。図書館の本は娯楽の本しかこれまで読んだことがないという人もいるかもしれませんが、図書館には図鑑やその他の資料がたくさんあります。私は、子供のころ、何度か郷土史の本を手に取りました。内容はほとんど覚えていませんが、自分で興味を持ったことなので、子供のころはそれなりに他人に話せるくらいには内容を理解できていました。そのことによって、語彙力も身についたと思います。
施設の中で過ごさなくても、他人の所有する本と借りるという行為自体にも、なんだか特別な意義があるようにも感じます。