まず、今回は、私のかなりの主観に基づく話であることを最初にお詫びしておきます。
この記事を読んでいるあなたは、今の時代に求められる人材は総合力のある人と専門力のある人とどちらが求められていると思いますか。
結論ありきのタイトルになっていますが、総合力の高い人が求められているのは、私が新卒の就活生だった十数年前からずっと何ら変わっていないと思います。
ちなみに、あなたのお子さんやあなた自身は物事にのめり込むタイプと切り替えが早いタイプのどちらですか。
私はのめり込むタイプです。きちんと画像が上がっているか不安ですが、本日作ったカードゲーム案のノートを見ていただけたら分かると思います。
色塗りは断念しました。3時間以上かかっています。
子どもがゲームにのめり込む理由の一つに手順の多さ、強いていうならその効率の悪さに意欲をかき立てられるということがあると思います。
終わりが見えないことが、その物事に向かわせる原動力となる、悲観的かもしれませんが、そう思います。
だからこそ、区切りをもうけるために受験やら資格試験の制度が出来るのではないかと思うのです。
字が汚くて申し訳ないのですが、画像のカードを見てください。いわゆる3力5の最強カードはありません。それどころか全て10前後に無意識のうちに作りました。均衡が取れている方が、戦略を練るのが面白いと思ったからです。
これらのカードの中で弱いのは、足利尊氏ではないかと個人的には思っています。尊氏は軍事力では最強ですが、知力と権力でほぼ負けが確定しています。非常にバランス間隔と戦略のセンスがいるカードだと思ったので、あえて別のカードにも変えられる効果を持たせました。
どの人物にどの力をどのくらい持たせるか考えているだけで時間はあっという間に過ぎましたよ(笑)。
2020年度は大学入試制度の過渡期に当たります。半数弱のお子様がAO入試などで学力テストを受けずに大学に行けることになるかもしれません。
コロナ禍の学校にろくに行けず、オンライン授業が多くなっている中で学校の先生からどういう基準で評価を受けることになるか、不安に思われているご家庭も多いことでしょう。
ましてや大学像というのが近代以降はっきりせず、学力以外の何を与えてくれるのか、そもそも学力自体与える機関なのかも分からないという側面があります。
世の中を上手く渡っていくには、総合力があるに越したことはありませんが、その総合力も、カードのような3力に絞ることが可能かも分かりません。
自らの強みを生かし増やし、弱点をあきらめずに克服しようとする克己心のある人は、勉学に限らずその人生において大成することは言うまでもありたせん。
しかし、一意専心、不器用にその時々に一つにのめり込むような人も使いようによっては、世の中を変えるほどの人材になるとぜひ評価していただきたいものです。
体育の授業に参加できなくとも、数学の天才なんて子はぜひとも大学に行って欲しいですよね。
中小企業の多い日本社会は手札を多く持てないかもしれませんが、思い切って尊氏や厩戸王のカードを切る、ということも機を見るに敏なりてやって欲しいと切に願います。