公文式にお子様を通わせてますか?
だから、計算が得意だと安心できていますか?
では、高校生になっても数学に困らないように学習が出来ていると安心なさってますか?
さて、本日の1日1題は、1題ではとても足りない因数分解乃至方程式のお話です。
高校分野の"数と式"の因数分解をノートに解いてみました。元々字が汚いので、そちらについてはご了承ください。
こんな感じになりました。
ポイントになるところは、赤字で書こうかなと思ったのですが、高校生の自分を思い出した時に、赤ペンを出すのももどかしいだろうなと思い、黒にしました。
消しゴムも修正テープも面倒くさいです。計算は訓練ですから。ただ計算の速さは速ければいいかというと、日本の国立大学入試レベルでいえば、東大京大二次を完璧に近い解答で突破したい人以外必要ないかなと思います。
私の思う計算力は思考が広げられる力がその分野でついたかどうかではないかということなんです。
上の私のノートはとても人様におすすめできるものではありませんが、見るとわかる通り、2回解くと2回目は頭の中で途中を計算しています。決して答えを暗記したわけでも見て写したわけでもありません。写す方が面倒なんですよ、気分としては。
もう1回やってみるを繰り返すことで、確かな計算力というより、入試突破力は身につきます。
6月か7月に高校生になって初めての外部模試を受ける高校1年生が多いと思います。そこで、模試の結果で我が子の数学の点数が低くて呆れたり慌てる保護者の方が多いですが、早計です。
春休みから高校1年の1学期の間にあなたのお子さんは、数学の基本を忘れてしまっている可能性があります。
もっといえば、定期テストをそこそこで突破しても、また忘れるんです。なぜなら定着するほど繰り返し学習してないからです。
模試の点数ばかりを見ず、間違えている単元を見てください。方程式が解けていないのではありませんか?それならば、夏休みは1学期の総復習にこだわり過ぎず、まずは数1Aの数と式、Ⅱの多項式の計算をまず固めてください。
1問でも解けるようになるには、ある程度基本的な計算力が必要です。
いきなり難しい問題集や黄色チャートや青チャートに取り組まず、どんなに偏差値の高い学校に通っていようとお子様のためにプライドを捨てて白チャートを購入して、おすすめしてください。
こちらで、全国模試偏差値55くらいまでは目指せます。シンプルな問題集であれば、進みも早く、予習さえ出来るのです。何より理解できないモヤモヤが少ない方が勉強の負担もありません。
学校の教科書の問題が解けるように参考書を選んで学習するんだと考えてください。その先に、入試や勉強の楽しさや将来に繋がる実践力があるのです。
数学が苦手な高校生のお子様におすすめする参考書は以下の通りです。
解き方の学習用
「高校 とってもやさしい数学ⅠA」(旺文社)
定着のためのドリル用
「高校 やさしくわかりやすい数学Ⅰ+A 問題集」
(シグマベスト)
やさしくわかりやすいとありますが、確かにわかりやすいですが、特にシグマベストの問題集はどの科目もシンプルでも結構骨太で難しいことで定評があります。
私の嫌いな言葉に「難関」というのがあるのですが、日本では国公立大学入試は全国共通のテストがあり、レベルは統一です。私の学歴でおこがましいことは百も承知でいえば、日本の大学に難関などないのです。二次対策に意味がないとは言いませんが、共通テストでその大学を受ける資格があるという点数が出た人たちの数パーセントの問題が解けるようになる必要があるかどうかは、その人のプライドや趣味の問題でしかないと思います。
入試を難関などと言わなくても、今の世の中、自分が望むような人生を手に入れることはそれ自体大変難しいことだと思います。
高校の学科が再編されるようです。大事なのは、制度云々よりも、自分が目指すビジョンを手に入れることです。それが他人から与えられるものか、自分で探して手に入れるのかは状況次第、何より自分の努力次第です。
私は何となく浪人し、結果また受験制度に心がまけ、今に至っています。
あくまで理想ですが、今を力強く生き抜く力を受験勉強を通して身につけられたら素晴らしいことだと思います。
YouTubeにアメブロのこえのブログでアップした国語の解説を1回分だけアップしました。「猫の国語生活」でどちらも検索いただけます。よろしくお願いします。